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社会福祉法人はしましゃかいふくしほうじんはしま
寿光苑在宅看護支援事業所 管理者
木田宏之さん(羽島市)

【2021年3月24日時点】

仕事的に育児や看護休暇が
取りづらい職種ながらも
上の立場の人間が取ることで
下の人間も取りやすくしたい


特別養護老人ホーム3施設、ケアハウス1施設、デイサービスセンター2施設、介護支援事業所1施設を運営するほか、ショートステイサービスも提供している「社会福祉法人はしま」。木田宏之さんは、その介護支援事業所の管理者を務める傍ら、災害派遣福祉チームDCATに登録するなど、積極的に介護・福祉に取り組んできました。一方、家庭では家事も育児も夫婦ふたりで協力しながら過ごしています。

介護の現場の仕事をしたいとケアマネージャーの資格を取得

 最初は、別の福祉関連施設で事務職員として働いていました。仕事を続けるうち、現場の仕事をしたいと思い、特別養護老人ホームへ移ったのです。合わせて資格の勉強も始めて、ケアマネージャーの資格を取得しました。
 現場だけでなく、それを支える仕事にも携わっていきたいとの思いから、社会福祉法人はしまの職員募集に応募し、採用していただきました。13年前のことです。
 現在は責任者として、居宅介護支援の部署を任せていただいています。お住まいを訪問して、その環境に応じた介護サービスを提供しながら、ご自宅で安心して暮らすための計画を立てさせていただくのが、私たちの仕事です。毎月ご自宅に伺って、近況などをお聞きし利用者からのご要望を、サービス事業所に伝える役割を担っています。
 また、主任ケアマネージャーという立場であるため、自分の事業所だけでなく、地域のケアマネージャーへの支援も行っています。

失敗を繰り返さないためにも常に考えて仕事に臨んでいる

 利用者様やそのご家族から感謝の言葉をいただいたときは、良かったなと思います。居宅介護支援の部署では寿光苑の特別養護老人ホームやデイサービスなどの事業所の方へ繋ぐのが仕事であるため、そうした直接支援を担う方々が困ったときに、調整がうまくできて、現場からお礼を言われると嬉しいですし、励みにもなります。
 利用者様に対して、同じ失敗を繰り返すわけにはいきません。どこに失敗の原因があったのか反省しつつ、日々仕事と向き合っています。ときに、これが良いのではと思ったものが、利用者様にとっては私からの押しつけになってしまう場合も。緊急時の対応についても、立ち入り過ぎると利用者様との信頼関係を壊すきっかけにもなりかねません。本当にうまくいくことのほうが少なく、いつも考えさせられるのが正直なところです。

支援をしていくための知識をもっと学んでいきたい

 一般社団法人岐阜県社会福祉士会に入っています。その災害支援委員会の一員として、災害派遣福祉チームDCATに登録しました。チームは震災時などに派遣された方が大半です。自分はまだ派遣経験はなく、会議でも話を聞くばかりですが、いざというときに備えて、しっかり勉強を今後積んでいくつもりです。
 人生経験でいくと、利用者様のほうが先輩になります。ご家族の多くも同様です。そうした方々に、福祉や介護の提案あるいは支援をしていくのですから、学ぶべきことは少なくないと感じています。常に新たな情報を取り入れ、知識の向上を図っていくことが、専門職(社会福祉士・ケアマネージャー)として求められます。
 岐阜県社会福祉士会では「学びを止めない」という言葉がよく使われます。必要な知識を学ぶことを怠らない。目標とは少し違うかもしれませんが、この言葉をいつも胸に、勉強を続けていこうと思っています。

暇時のカバーを想定して職員の仕事内容の把握に努めて

 結婚当初から家事を分担するようにしてきました。たとえば、朝ご飯は毎日作っています。2歳の子どもの育児はふたりでやっています。それが当たり前というか日常で、何か特別に家事や育児をやっているといった感覚はありません。休日には家族いっしょに出かけることが多いです。妻はパートで働いていますが、妻の実家が近所にあるので、義母が子どもを見てくれたりして、ありがたく思っています。
 利用者様の生活365日に関わる仕事ですから、特に男性職員が育児休業などを取るのは難しい実情があります。上の立場の人間として、たとえ1日でも率先して休暇を取ることで、だれもが取りやすくなると考えます。
 子どもの病気などは突発的に起きるものです。もし何かあれば、極力休みを取ってもらう。うちの部署は私を含めて5名で事業をやっていますので、だれかが休んだときにも業務をカバーできるよう、それぞれの職員がどんな仕事をしているのか、管理者として把握に努めています。働きやすい環境づくりを心掛けていきたいです。