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社会福祉法人杉和会 デイサービスセンターえりかの里
北島賢治さん(関ケ原町)

【2020年3月 6日時点】

できる限り家事を分担して
フルタイムで働く妻の支えに
子どもの行事にはすべて参加して
成長を見守りたい


老人福祉施設の運営を目的として、1997年に誕生した社会福祉法人杉和会。特別養護老人ホームとデイサービスセンターを運営し、「今日一日、楽しかったよ」と利用者に喜んでもらえる心のケアを大切にした介護に取り組んでいます。関ケ原町にあるデイサービスセンター「えりかの里」の責任者を務める北島賢治さんは、生活相談員として日々利用者と向き合いながら、帰宅後は共働きの妻を少しでも支えようと、家事へ積極的に関わる毎日を送っています。

理事長に惹かれ杉和会へ
一時は退職を決意した時期も

 福祉系の大学に進学しましたが、卒業後は一般企業か、それとも福祉施設に就職するか迷い、両方を視野に入れて就職活動をしていました。初回は総務部や人事部の人が面接官だった一般企業に対し、杉和会は始めから理事長との面接だったことに驚きました。経営者と従業員の距離の近さを感じましたし、「努力した分、給与として評価する」という理事長の言葉にも心を掴まれ、入社を決めました。
 勤め始めて12年になりますが、この間ずっと順風満帆だったわけではありません。入社から3年目か4年目のとき、一度辞表を提出したことがありました。知識も技術もまだまだ未熟さを感じており、利用者の方に対してどのように接すればよいか、正解が分からず迷いを感じていたんです。
 そんな状態を乗り越えられたのは、理事長との面談があったから。法人においてどんな役割を果たせるように成長していってほしいか、僕への期待感を込めて話をしてくれて、それほど自分の将来を考えていてくれるならと、勤め続ける決意をしました。

生活相談員として活躍
「ありがとう」が何よりの喜び

 現在はデイサービスセンター「えりかの里」で、生活相談員として働いています。生活相談員は、利用者やその家族の方からの相談に対応したり、サービスを利用するための環境を整備したりと、利用者の方と施設をつなぐ窓口としての役割を担います。さらに、利用者の方の送迎など、実際の介護業務にも携わっています。
 「自宅で介護を続けるのは大変」と悩む家族の方は、少なくありません。私たちの仕事が介護者の負担を軽減し、家族関係の維持につながっているのだと思うと、やりがいを感じます。相談を経て、施設へ入居された利用者の家族の方と、面会や施設のイベント等で顔を合わせた際、「いつもありがとう」「元気でやっています」と声をかけてもらえるとうれしいですね。

長男の誕生で
仕事の進め方が変化

 2018年に長男が誕生。初めての子どもですから、「早く自宅へ帰って、子どもに会いたい!」という気持ちは強いですね。時間を無駄にしないよう、効率化を図ろうという意識が強くなり、一人で抱え込まず、他の従業員と分担するよう、仕事の進め方は変わりました。
 フルタイムで働きながら、家事と育児を両立しようと頑張ってくれている妻。私も仕事から帰ると、風呂を掃除したり、洗濯物を干したり、食器を洗ったり、積極的に家事を行います。「当たり前のことしかしていない」と妻からいわれるとおり、僕も特別なことは何もしていないと思っています。
 休みの日には子どもを連れて、職場を訪れたこともあります。利用者の方は自分の孫やひ孫の話をしてくれたり、その後も息子の成長を気遣ってくれたりと、子どもを通じて、新たなコミュニケーションが生まれています。

休みの取得をサポート
育児に理解ある職場に感謝

 息子が1歳のときから、妻も正社員として働き始めました。妻は基本的に土日休みの勤務形態ですが、月に何日かは出勤する必要があります。私はシフト勤務で、休みの融通はつきやすいため、妻が出勤しなければならない土日は、休みを取るように調整しています。
 1日50円、1カ月の上限は1万円というリーズナブルな保育料が魅力の事業所内保育所の設置や、夏休みなどの長期休暇の際には、子連れ出勤を認めるといった子育て支援を積極的に推進している杉和会。「送迎の人手が足りないからどうしよう」と、保育参観の日に休暇を取りづらく悩んでいたところ、理事長が僕の代わりを務めてくれました。
 また、子どもが気管支炎にかかった際には、同僚が当直を代わってくれたおかげで入院に付き添えました。子どもの都合で、仕事の融通を利かせてくれる雰囲気が職場に根付いているのは、本当にありがたいですね。シフトを上手く調整して、授業参観や習い事関連など、子どもの行事にはすべて参加するのが今後の目標です。